マネー教育

【マネー教育】キャッシングとは?まめ粒大のデメリットを教えるのは親の責任

買い物中にちょっと小銭が足りないとき、学校から急な費用徴収のお知らせがきたとき、子どもに「ちょっと100円貸して!」なんて頼んだことはありませんか?

それ、キャッシングの知識を教えるベストタイミングです!

キャッシングの知識は親が教えるべき理由

お金を借りたら利息をつけて返済しなければならない。ということを知っている子どもは、あまりいないと思います。

いまは、銀行が収益を得るために力を入れていることもあり、カードローンのCMもよく目にするようになりました。全体的に軽やかで親しげな作りになっていて、CMを見ただけではカードローンやキャッシングのデメリットを理解することは難しいのではないでしょうか。初回利息0円などということは目立つように広告しているものの、通常は利息がつくことや、その利息が何%なのかということ、手数料がかかることなどは、必死に目を凝らさなくては確認できないようなちっちゃな文字で一瞬表示して終わりです。

制度のメリットもデメリットも理解した上で、必要に応じて利用することはもちろんいいと思います。しかし、何も知らずに大きくなった場合、CMの印象が先行し、気軽に借りて初めてその制度のデメリットを知る。ということになりかねないのではないかと危惧しています。

だから、世間がまめ粒ほどの小さな文字でしか教えてくれない大切なことは、親が責任を持って教えてあげましょう!

子どもにお金を借りたら利息をつけて返そう

では、どのように教えたらいいか。それはやっぱり、子どもは体験するのが一番です!親が身銭をきって教えてあげましょう。

パターン1.子どもにお金を借りたとき

冒頭に述べたような理由により子どもからお金を借りたときは、我が家では、親はその金額に10%の利息をつけて返済することにしています。「100円を借りたら110円にして返す」ということです。

身銭をきって、なんて大げさなことを書きましたが、通常子どもに借りる金額は小銭程度でしょうし、借りる頻度もそう多くないと思います。ぜひ、マネー教育のため利息をつけて返済する習慣をつけましょう。

パターン2.子どもに払うべきお金をすぐ支払えなかったとき

たとえば、お助けマン報酬制度により発生した報酬や、月々のお小遣いなどが当てはまります。親側の理由により、これらを払うべきタイミングで支払うことができなかったときは、10%の遅延金を、遅延した日数分支払うことにしています。(年利10%ではなく、一日につき10%という超高額金利!)細かいお金がないとつい後回しにして忘れてしまいがちになってしまうものの、お小遣いは本来お給料と同じで決められた支給日に支払うべきものですから、あえてパターン1.より厳しくしています。

といいつつ、お小遣いに関しては3営業日の猶予をもらっていますが・・・。たとえばお小遣いが1,500円とした場合、支払期限から5日遅れたら

1,500円+1,500円×10%×5日=2,250円!

結構な額になりますね・・・。これはもったいない。支払いが遅れないように注意しなければ!と改めて気が引き締まります。

第4条(お小遣いの渡し方)

1.乙は、毎月月末日以降に「お小遣い帳」「現金残高」ならびに「通帳残高」を甲に提示し、翌月のお小遣いの計算基礎となる金額の確認を受けて下さい。

2.前項の確認は、毎月15日までには行うこととし、15日までに乙からの提示がなかった場合にはその月のお小遣いはなしとします。

3.甲は、1項の確認を行った際は、速やかにお小遣いの額を計算し、その翌日から起算して3営業日以内に乙にお小遣いを渡します。

4.甲は、3項に規定した日を過ぎてもお小遣いを渡せない場合は、1日につき当月のお小遣い額の10%の遅延金を加算して渡します。

(長女と交わしたお小遣い約束書より抜粋)

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子どもにお金を貸したときはどうする?

我が家では、子どもにお金を貸した場合もやっぱり利息をつけて返してもらうことにしています。ただし、子どもからお金を徴収することが目的ではありませんので、こちらは1%を上乗せして返すこと。という約束になっています。

1,000円貸したら1,010円返済してもらう計算ですね。

この制度から学べること

世の中おいしい話はないということ

ただでお金を借りられるなんて都合のいい話はない!ということ。冗談めいた言い方に聞こえるかもしれませんが、本当に本当に本当に、大事なことだと思っています。苦労をせずにお金を稼ぐ方法や、舞い上がってしまうようなおいしい話はありません。そのことを小さい頃からきちんと教えられて育っていけば、詐欺被害に遭う確率は大きく減ると思いますし、お金で大きな失敗をすることもないでしょう。

お金を借りてでもほしいものなのかどうかを考えられるようになる

親にお金を借りることを考えたときは、返済時には利息も支払わなければならないことも同時に考えます。そのため、それでも本当に今ほしいのか。今度じゃダメなのか。ということを確実に考えますよね。一期一会、今しか出会えずなおかつずっとほしいと思っていたものであれば、利息を支払うことになっても借りて購入する。という選択をするかもしれませんし、利息を支払うくらいならまた出直して買いに来よう。やっぱり今回は我慢しよう。そう選択するかもしれません。もしかしたら、前回あまり考えずに借りたけど、利息を払うときなんだか損したと感じたからもうやめる。と考えるかもしれません。そういった感情を実体験としていろいろ経験し、メリットもデメリットも知った上で、自分で選択をできるようになることが大事だと思います。

おわりに

お金を借りるハードルが下がった世の中になったからこそ、カードローン(キャッシング)やリボ払いなどの知識を正しくもつ必要があります。また、「伝えなければならないけれど都合の悪いこと(デメリット)」については、あえてわかりにくい表現をしたり、まめ粒ほどの文字でしか説明されていないことが世の常です。「おいしい話」と感じたときには、頭に浮かぶ疑問がすべて解消するまで、隅々まで確認することができる大人になってほしいですよね。新聞折り込み広告などで、「ん?」と思う広告を見つけたときには、親子で注目して目を通してみることも合わせてオススメします。

わたしは先日、割合の勉強をしている娘に「洋服1枚30%引き!2枚買うとさらにそこから20%引き!というPOPは50%引きということじゃないから気をつけて。」という話をしました。・・・少し話が逸れましたね。

「楽してお金が手に入るおいしい話はない!」ということを繰り返し繰り返し、子どもに教えていきましょう。

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