ある日、長女にお小遣いをあげているのを見た2年生の次女が、「私もお小遣いほしい!」と訴えかけてきました。しかし、我が家では次女はまだほとんど私たち親と行動を共にしていて、学用品も、おやつも、たまのプチご褒美も、基本的にはお金はすべて親もち。「お小遣いなんて必要ない!」と突っぱねようと思ったのですが・・・ずっと試してみたいと思っていたお小遣いの渡し方があったことをふと思い出したのです。
それが、「定率制でお小遣いをあげる」ということ。
これはチャンス!と考えを改め、「じゃぁ、定率制でお小遣いをあげようか!」と次女に声をかけたのでした。
まずはじめにしたこと
次女の所持金を確認する
お小遣いは渡していませんでしたが、お年玉の一部をあげていたり、たまに祖父母からお小遣いをもらっていたので、次女はすでにいくらか手元にお金を持っていました。そのお金をすべて持ってきてもらい、次女の所持金を確認しました。
次女の全財産は3,280円。
月のお小遣いをいくらにするか検討する
最初に述べたとおり、次女は基本的にはまだお小遣いを必要としていない。というのが私たちの判断でしたので、インターネットで得た平均相場は参考にはせず、『お小遣い制度自体を楽しむこと』を第一の目的としました。
結論:月のお小遣いは100円~200円程度からはじめる。
お小遣いをあげる際の利率を決める
定率制でお小遣いを渡す場合、月末残高×一定の率により、お小遣いの額を決めるので、上の二つから利率を逆算して決定しました。
次女のお小遣い決定:月末残高の5%を翌月のお小遣いとする。

次女と交わしたお小遣いのルール
お小遣いをはじめるにあたり、次女とは4つの約束をしました。
- 月末の残高の5%を翌月のお小遣いとする
- お誕生月はボーナスとして、別途300円をお小遣いに上乗せする
- お小遣いをもらうときは、おこづかい帳と手元のお金が合っているか確認を受けること
- 毎月15日までに②をしなかったときは、その月のお小遣いはなし
- 大きなお金に両替できる場合には、かならず両替を依頼すること
お小遣いを渡すときにしているやりとり
毎月のお小遣いを渡すときのやりとりはこんな感じです。
- こども:自分で手元のお金を数えて、おこづかい帳の残高と合っているか確認し、親の承認を受ける
- こども:自分で『残高×5%』と電卓をたたき、お小遣い額を確認
- 親:お小遣い用に用意してある小銭BOXからお小遣いを渡す
- こども:おこづかい帳にもらった額を記入し、手計算で残高を更新
- こども:手元のお金を数えて、おこづかい帳の残高が正しいか確認
- こども:大きなお金に両替できるお金がないかチェックし、あれば両替を依頼、親が両替を行う
定額制のお小遣い制度をはじめてよかったこと
無駄遣いがなくなった
これまでは、まだお金の価値をあまり分かっていなかったこともあり、とにかく「大人のように自分もお金を使ってみたい!」という思いが先行し、無理矢理ほしいものを探して自分で購入したりすることがよくありました。けれど、この制度の導入により、月末残高が翌月のお小遣いの額に影響するということを理解してからは、ピタッと無駄遣いがなくなりました。
複利効果の体験ができる
残高が先月末より増えていれば、お小遣いの額も先月より増える。ということを実体験として知ることができます。少しずつだけど着実に、月のお小遣いの額が増えていくことに驚き、喜ぶ。そんな体験ができます。
繰り上がり・繰り下がりの計算練習になる
お小遣いの額が細かくなるので、計算もむずかしくなります。収支を頭の中で計算するように促すことで、毎月少しのことではありますが、練習になります。たくさんの問題を、筆算を使わずにやるように言ってもめげてしまいがちですが、おこづかい帳の収支計算くらいであれば、意外とすんなり提案を受け入れてくれました。
お金を数えられるようになった
お金を数えることが苦手だった次女。「これいくら?」と手元のお金を数えさせると「せんごひゃくさんびゃく円!」なんて平気で答えていました・・・。が、実際のお金を数えさせる経験が増えたことで、それがすっかりなくなりました。さらに、10円が5つ集まったら50円玉と交換ができる、10個集まったらそれは100円。など、お金の基本がしっかり身につき、買い物時のレジでのお金の受け渡しもスムーズになりました。
とにかくワクワクして楽しい
今月のお小遣いがいくらか前もって分からないことが、大人が思う以上にワクワクするようです。先月よりお小遣いがいくら増えるのか、ドキドキしながら電卓をたたく嬉しそうな横顔は微笑ましく、見ているこちらも楽しい気分になります。
おわりに
定率制でお小遣い。聞き慣れなかったけれど、なんだ、むずかしいことはない。と感じていただけたと思います。まだお小遣いは必要としていないけれど、マネー教育には興味がある!という小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でも取り入れることができますので、ぜひ試してみてください。
