先日、テストの結果によってお小遣いを渡す方法のひとつとして、テスト結果連動型ボーナスを取り入れることをお勧めしました。
その1としてお勧めしたのは、楽しむ要素を最大限活かした方法。
我が家では中間テストにこの方法を取り入れています。基準点は80点でも70点でも。ご家庭に合わせてお子さんと話し合って決めていただければよいと思います。
この方法を取り入れて1年以上が経ち、テストの点数に結びついているか(大きなモチベーションになっているか)は娘の場合疑問符もつきますが、テストが終わった後の娘の大きな楽しみになっていることは間違いないようです。何倍が出るかは運次第なのが楽しいですよ。毎回、親もなぜかワクワクしてしまいます。
テスト結果連動型ボーナス取り入れ方法その2
さて、今回はテスト結果連動型ボーナスの取り入れ方法その2です。我が家ではこちらの方法を期末試験の際に導入しています。
その1は楽しむ要素重視だったのに対し、今回ご紹介する方法は業績評価的なもの。親としてはテストの結果も大事だけれど、できればそれよりも「テストに臨むにあたって何をしなければならないのか」「テストを終えて何が課題だと考えるのか」ということを振り返って次に活かしてほしいものではないでしょうか。
そこでこんなテスト評価票を作りました。
テスト評価票とは
テスト評価票
人事考課の内容を中学生のテスト向けにアレンジしたような内容になっています。一種の職業病ですね・・・。
使用方法
1.まず、年度初めに年間目標を立てます。(親も希望も記入)
2.各学期ごと、「試験結果以外の評価」項目の目標を立てます。
3.試験が戻ってきたら点数を書き、次回に向けての振り返りをする。
これらは基本的に子どもが記入します。
評価方法
親が事前にしておくことは2つ。
1.基準点を決め、そこから幅を持たせながら1ポイントから3ポイント付与するようする。
2.1ポイントいくらかを決めておく。
あとは持ち帰ってきたテストの点数を当てはめ、評価をつけていきます。ここでポイントなのが、テストの点数に対するポイント以外にも評価ポイントが設けられている点です。
結果にかかわらず、子どもが自分で立てた目標をどれくらい達成しようとしていたか。そこも評価してあげてください。また、下の方にある「得に頑張っていたな!と印象に残っているspecialな事柄」という欄はいわば救済欄。頑張っていたのにテストの結果が振るわずポイントが稼げなかったとしても、ここでコメントとともにポイントを付与してあげることができます。
これらを行って付与した(ポイントの合計×1Pあたりの金額)がテストボーナスとなります。
テスト評価票お勧めの理由
我が家でももう1年以上使用していますが、これは取り入れて本当に良かったと思っています。
先にも述べたとおり、テストの点数よりも「計画を立てること」「目標を立てること」「課題を振り返ること」「気づいた課題を次に活かすこと」これらが当たり前にできる大人に成長していくことが大切だと私は思っています。
この評価票を使用したことで、娘は答案が返却されると、問題と答案用紙とじっくりと向き合い試験結果の分析を行うようになりました。時間配分ミスなのか、重視した資料が間違っていたのか、といったことから、先生の問題の傾向まで考え対策を練るようになりました。おかげである試験の時はボーナス額が4000円を超え、親子それぞれ別の意味での悲鳴をあげたことも。
また、「特に頑張っていたな、と印象に残っているspecialな事柄」欄や「評価者から一言」欄を使用して、表面上は見えづらい頑張りを評価したり、前向きなコメントを記入したりすることで、「ちゃんと見ててくれていたんだ!」と子どもは嬉しく思うようです。
お小遣いボーナスをあげながら、社会に出てからも必要な力を少しずつ育てていけるいいシステムだと思います。是非、試してみてくださいね。