マネー教育

【マネー教育】お小遣いが貯まってきたら口座を開設して子どもに管理をさせよう

お子さん名義の口座、もっていますか?教育資金を貯めるため。将来のために少しずつ積み立てをしておいてあげるため・・・。そんな目的で所持している方は意外に多いかもしれません。しかし、その口座はあくまで子ども名義の親が管理する口座ではないでしょうか?

子ども自身に完全にひとつの口座の管理を任せること。それも重要なマネー教育です。すこしお小遣いが貯まってきたら、ぜひ子ども名義の子ども自身が管理する口座を開設してみましょう。

口座開設に行く前にまずは準備をしよう!

準備その① 子どもの名前の印鑑と印鑑ケースを用意する

現在、世の中は脱ハンコに向けた動きが加速していますが、まだ口座開設時に印鑑が必要な銀行であるならば、できることならぜひ子どもの名前で印鑑を作ってあげましょう。

おとながなにかにつけポンポンと押しているハンコ、子どもはおとなが思う以上に憧れを抱いています。これから口座を開設し、自分で管理するという行為が責任を伴うものであることを理解してもらうためにも有用です。

我が家は娘のため、印鑑を作ると同時にかわいい花柄の印鑑ケースも購入し、印鑑は大切な特別なものであることを教えました。

 

準備その② 口座を開設する銀行を選ぶ

普段なじみのある銀行で構わないと思いますが、現時点ではネット銀行ではなく、実際に店舗を構えている銀行をオススメします。ネット銀行は確かに便利ですが、スマホなどをもたない年齢の子どもである場合、記帳ができないことがネックになります。

口座を自分で管理する。ということが目的のひとつですので、出入金の記録をきちんと自分で記帳して確認できるよう、通帳を作ることができる銀行にしましょう。

なお、我が家はゆうちょ銀行にしました。重視したポイントは3つ。

  • 自宅とよく行く場所の近くにあること
  • 土日も硬貨の取り扱いがあること
  • 土日もATMの取扱手数料が無料であること

子どもは平日は学校に習い事にと、結構忙しいですよね。その点、土日にも手数料無料、かつ硬貨の取り扱いをしているゆうちょ銀行ATMはとても子どもに優しく、優秀です。硬貨でも気軽に出入金ができると子どもは使いやすいと思います。

私自身、小学生の時からお小遣いは銀行振込だったのですが、当時下ろす金額は一回あたり200円とか・・・。時間外なんかに利用した日には、手数料の方が高かった!なんて苦い思い出を実体験として持ち合わせています。

準備その③ 暗証番号を決めておく

子どもが管理する口座ですので、子どもに暗証番号を決めさせてあげましょう。ただし、銀行窓口で決めるのでは時間もかかってしまうし、防犯的にもよくないですよね。ですから、事前に家で、覚えやすく子どもも気に入る暗証番号を決めておくことをオススメします。

準備が整ったら口座開設にいこう!

ここまで準備が整ったら、親権者とお子さんの身分証明、印鑑を持参の上、実際に口座を開設しに行きましょう。

口座開設の手続きはできる限り子どもに任せる

窓口の担当者の裁量にもよりますが、子ども自身が対応できる部分はすべて子どもに任せてみましょう。

マネー教育全般にいえることとして、子どもを一個人として認め、可能な部分はおとなと対等な扱いをすることが重要だと考えています。マネー教育で教えようとする話の大部分は、実際に主体となって経験、実践するのはおとなになってから。ですから、その世界に興味を持ってもらったり、考えてもらったりするためには、子どもを主役として迎え入れる必要があると思うのです。

窓口での初回入金額は持参した額の一部のみにする

口座開設時に、窓口で初回の入金を求められた場合には、入金しようと持参した全額を入金してしまうのではなく、一部のみにしておきましょう。

デビットカード機能はつけておく

キャッシュカードの機能として、クレジット機能は必要ないと思いますが、すこし先を見据え、あればデビットカード機能はつけておくといいと思います。もはや世の中は広くキャッシュレス時代ですから、自機をみて、自分の自由に使える口座から直接出金されるデビットカードの機能は使用させてもいいのではないでしょうか。

ATMの使い方を学ばせる

口座開設時に窓口で持参金の全額を入金しなかったのは、このためです。今後、自分でお金を入金したり出金したりできるように、まずは手元に残っている額を使って入金の仕方を教えてあげましょう。そのあと、ATMが混雑していないようであれば、一度お金を出金して、再度入金する。記帳も含め、丁寧に一連の方法を教えてあげてください。ゆうちょ銀行なら暗証番号と通帳さえあれば、出金もできちゃいます。

通帳とキャッシュカードは子どもに預けよう!

すこし不安もあるかもしれませんが、今回開設した口座はあくまで子どものお小遣い用。子どもを信じて、通帳もキャッシュカードも預けましょう。手元に置いておくお金の上限を決めて、それ以上貯まったら入金することを約束します。

銀行に預けてはいますが、子どものお小遣いですので、貯めるもよし。何かの時には使うもよし。大きな出費は事前に相談するなどルールは必要かもしれませんが、使い方は自由に任せてあげられるといいですね。

我が家の姉妹の現状

我が家では、次女(2年生)はまだ入金の際など付き添っていますが、ATM操作はすべて自分でさせています。

長女(6年生)は、お金が貯まると自分で銀行に行き、入金をします。散歩がてらなど、私がそばにいることは多いですが、銀行の中までは付き添いません。だいぶお金に対する価値観も育ってきていると見受けられるので、今はまだ秘密にしているデビットカード機能についても、中学生になったら解禁しようと思っています。

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