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ジュニアNISA2023年末終了でもまだ間に合う!口座開設のメリット

2016年1月からジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)がスタートしました。近年NISAの人気と認知度は爆発的に上がり、2020年6月末時点での開設口座数は1,445万966口座となった一方、ジュニアNISAは38万3,073口座。年間80万円まで非課税で運用できるものの、「子どもが18歳(3月31日時点で18歳である年の前年12月31日)になるまで基本引き出すことができない」という使い勝手の悪さから人気が出ず、2023年末に廃止が決定されました。

このまま下火となりそうなジュニアNISAですが、あえて今だからこそ口座開設するメリットがあるのです!

廃止によって実は使い勝手がよくなったジュニアNISA

2023年12月末で廃止が決まったことにより、2024年以降は、子どもが18歳になる前であっても好きな時期に非課税のまま引き出すことができるようになります。また、これまで通り2023年末までに投資した分は18歳まで非課税のまま運用をすることも可能、さらに18歳以降はNISAに引き継ぐこともできます。(2023年1月1日以後)

つまり、一番のデメリットだった引き出し時期の制限が2024年以降なくなるということで、大きなデメリットがなくなったのです。

ジュニアNISA口座で運用する?しない??

では、最大のデメリットがなくなり使い勝手のよくなったジュニアNISA口座で投資信託を積み立てて運用していくかと聞かれた場合、我が家では今のところ考えていません。短期売買の株取引にはまったく自信がないし、今後の金融市場に楽観的でもないので、3~4年間積立投信を購入し、その後は新たな購入ができない状況で利益をどれだけ出せるのか・・・。と消極的に考えてしまう自分がいるためです。長期投資のメリットについては疑問を挟む余地はないと感じていますが、3年となると決断がくだせない優柔不断な自分がいます。

さらに、子ども名義の証券口座は近い将来子ども自身に渡し、運用を任せたいと思っており、となると、子どもに不釣り合いな多額の資金を投入してしまうことに不都合が生じます。そのため、年間80万円も運用をするわけにもいかず、たいしたメリットを享受できない。と判断したことも理由のひとつです。

きっと、ここに関してはお子様の現在の年齢やそれぞれの考え方によって、答えは変わってくるだろうと思います。少しだとしてもやはり非課税のメリットを享受すべきでは?という迷いも実際抱えていますし。ただ、現時点では子ども手当を現金で貯蓄し、学資保険と一般口座での積立投信を利用しており、我が家ではジュニアNISAで教育費を積み立てていくということはしていません。

いまジュニアNISA口座を開設するメリットとは?

では、ジュニアNISA口座を放置しているのかというと・・・いいえ、ちゃんと使っています!

利益の出そうなIPOの申込時にジュニアNISAを指定しています。

せっかく利益が出る可能性の高いIPO、非課税で申し込めるのは大きなメリットですよね。一方で、2023年末まではジュニアNISAに入れた資金は拘束されてしまう事実は変わりませんので、初値売りをし数千円の利益しか得られなかったものの、そのまま数年凍結ということもあり得ます。そのため、IPOごとに口座は選択できるので、ジュニアNISA口座で申し込むべきかどうかは情報を精査して決める必要があるでしょう。また、NISA口座は損益通算できないので、公募割れする可能性のあるIPOはNISA口座で絶対に申し込まないようにご注意くださいね。

とはいえIPO、「ただで買える宝くじ」と言われるだけあってそう簡単には当たりません。笑

娘たちも何度か「補欠当選」までこぎ着けたものの、最後の一歩「繰り上げ当選」への道のりはそこからまたさらに険しいようです・・・。

しかしこの落胆から救ってくれる方法がひとつ!

そのために、子どもの証券口座はまずSBI証券で開設することをオススメします。SBI証券では、落選すると1Pのチャレンジポイントがもらえる独自の仕組みをもっていて、これをコツコツコツコツ貯め続けると、計算上3~4年に1度、ポイントを投入することによってIPOに確実に当選できるチャンスが訪れます。

つまり、いま口座開設することが、高額当選が狙えるIPOの利益を非課税で得るラストチャンス!となるわけです。

ちなみにIPOは基本的に「運」なので、SBI証券では資金力勝負とも言われますが、100株申し込みでも当たるときは当たります。娘たちが「補欠当選」したのもすべて100株申し込みでした。

おわりに

将来、子ども達に早いうちから投資をさせたいと少しでも考えているのであれば、いまから口座を開設しておいてはいかがでしょうか。同時にジュニアNISAも開設しておけば積立投信をすることも、IPOで使うことも、「絶対くる!」と自信を持った株を購入することも、思い立ったときにいつでもできます。非課税運用ができる点はやはり魅力なので、チャンスを逃さないために早めに開設して備えておくことをオススメします。

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