マネー教育をおこなうために取り入れる様々な手法やゲームには、それぞれを通じて学んでほしいと願うテーマがあります。そのため、子ども達がこれから行うことにどのような目的があるのかをより理解して臨めるように、関連して登場する金融用語やその意味などについては、できる限りわかりやすく説明をすることを心がけています。
金融用語を子どもに分かるように説明する、というのはなかなかむずかしいもの。我が家でも試行錯誤しながら、時に四苦八苦しながら教えています。完璧な説明ではないけれど、少しでも参考になれば・・・と思い、ご紹介します。(一部、意訳や極端な事例もありますが、ご了承下さい。)
今回のテーマは投資・浪費・消費
ではさっそく、それぞれの用語の意味を見ていきましょう。
投資:利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
浪費:金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。
消費:使ってなくすこと。ひとが欲望を満たすために、財貨・サービスを使うこと。
(出典:デジタル大辞泉)
子どもに分かりやすく説明してみよう
では、ここで問題です!
Q1.あなたはほしいマンガを購入しました。これは浪費?投資?
Q2.あなたはお腹が空いてお弁当を買いました。これは消費?浪費?
正解:どちらも問いも、どちらも正解になり得る。
A1:ただ、いまを楽しむために購入して、一度読んだらもう本棚に置きっぱなしだったり捨ててしまったり・・・ということであれば、浪費。だけど、そのマンガから絵の勉強をしたり、将来漫画家を目指して努力する糧にするために購入するのであれば、投資。
A2:お腹が空いて食べる分だけ購入して食べたのならば消費。だけど、あれもこれもと迷ったあげく、食べられもしないのに大量に購入して、結果残して破棄するようなことになるのなら、それは浪費。
