マネー教育をおこなうために取り入れる様々な手法やゲームには、それぞれを通じて学んでほしいと願うテーマがあります。そのため、子ども達が、これから行うことにどのような目的があるのかをより理解して臨めるように、関連して登場する金融用語やその意味などについては、できる限りわかりやすく説明をすることを心がけています。
金融用語を子どもに分かるように説明する、というのはなかなかむずかしいもの。我が家でも試行錯誤しながら、時に四苦八苦しながら教えています。完璧な説明ではないけれど、少しでも参考になれば・・・と思い、ご紹介します。(一部、意訳や極端な事例もありますが、ご了承下さい。)
今回のテーマはカードローンとキャッシング
「キャッシング」をgoo辞書で調べてみるとこうあります。
金融機関が個人に対して行う、現金自動支払機による小口金融。
一方の「カードローン」はどうでしょうか。
《(和)card+loan》銀行などの消費者金融の一種。あらかじめ決められた融資限度額まではカードで現金自動支払機を利用することによって何度でも借り入れができる。
カードローンとキャッシングは、どちらも広域では同じ「現金自動支払機(ATM)を利用してお金を借りる(ローンを利用する)こと」を意味することが分かります。では、どこが違うのでしょうか?
JCBカードのホームページで確認したところによると、「クレジットカード」でローンを利用することを「キャッシング」、「ローン専用のカード」でローンを利用することを「カードローン」と定義づけているようです。
つまり、キャッシングはショッピング利用がメインであるクレジットカードの付帯サービスであり、カードローンはキャッシングを行うことを目的とした専用カードで利用するサービスということになりますね。
返済の方法は同じで、1回払いとリボ払いが選択可能。大きな違いは金利にあります。
カードローン | クレジットカード | |
キャッシング1回払い | 5.00% | 15.00~18.00% |
キャッシングリボ払い | 4.40~12.50% | 15.00~18.00% |
※JCBカードローンFAITHとクレジットカードのキャッシングを比較
※金利はサービス提供企業により異なります
カードローンの方が、キャッシング専用サービスのため金利が優遇されているんですね。
子どもに分かりやすく説明してみよう
今回は、キャッシングの知識を教えよう!という内容の記事を書いていて自分自身が疑問に思ったために調べてみた部分が大きく、特に子どもに対してこの違いを説明する必要はないと思っています。
そのため、今回の内容に関連して子どもに説明したことは1点だけ。