用語説明

投資と浪費と消費の違いって?子どもにわかりやすく金融用語を説明しよう!

用語説明

マネー教育をおこなうために取り入れる様々な手法やゲームには、それぞれを通じて学んでほしいと願うテーマがあります。そのため、子ども達がこれから行うことにどのような目的があるのかをより理解して臨めるように、関連して登場する金融用語やその意味などについては、できる限りわかりやすく説明をすることを心がけています。

金融用語を子どもに分かるように説明する、というのはなかなかむずかしいもの。我が家でも試行錯誤しながら、時に四苦八苦しながら教えています。完璧な説明ではないけれど、少しでも参考になれば・・・と思い、ご紹介します。(一部、意訳や極端な事例もありますが、ご了承下さい。)

今回のテーマは投資・浪費・消費

ではさっそく、それぞれの用語の意味を見ていきましょう。

投資・浪費・消費の違いを知ろう

投資:利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。

浪費:金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。

消費:使ってなくすこと。ひとが欲望を満たすために、財貨・サービスを使うこと。

(出典:デジタル大辞泉)

子どもに分かりやすく説明してみよう

まず、一番分かりやすいのは消費かな。日々生活する上で必要なものにお金を出して使っていくことを消費というよ。水道代や電気代、それから電車賃とかお手紙を送るときの切手代とか。食べたり飲んだりして消えてなくなってしまうものもだいたい消費だね。
次に、浪費。簡単にいえば無駄遣いのこと。ただ、ここで難しいのは無駄遣いかどうかを決める基準なんだ。自分がほしいものは「無駄じゃない=浪費じゃない」と思いたいけれど、それが将来の自分の成長につながっていなかったり、必要な分以上買ったりするのであれば、それはやっぱり浪費。そこをしっかり考えられるようになることが大事だよ。
最後に、投資。投資は大切!将来自分が成長するために、いまお金や時間をかけること。自分だけでなく、これは将来価値が上がりそうだなぁ。と思うモノをいまから買って持っておくことも、投資。

では、ここで問題です!

Q1.あなたはほしいマンガを購入しました。これは浪費?投資?

Q2.あなたはお腹が空いてお弁当を買いました。これは消費?浪費?

正解:どちらも問いも、どちらも正解になり得る。

A1:ただ、いまを楽しむために購入して、一度読んだらもう本棚に置きっぱなしだったり捨ててしまったり・・・ということであれば、浪費。だけど、そのマンガから絵の勉強をしたり、将来漫画家を目指して努力する糧にするために購入するのであれば、投資

A2:お腹が空いて食べる分だけ購入して食べたのならば消費。だけど、あれもこれもと迷ったあげく、食べられもしないのに大量に購入して、結果残して破棄するようなことになるのなら、それは浪費

だから、投資なのか浪費なのか消費なのか、なにかを買うときには考えるクセをつけるといいよ。浪費も楽しい毎日を送るためにある程度あってもいいものだけど、お財布の中身と相談しなければならないようなときは、「これは浪費だから今回は我慢しよう!」と考えられるようになるといいね。そして、自分にたくさん「投資」をしていこう!
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