小学校中学年~

子どもから子どもに贈る|小学生におすすめの一冊【十歳のきみへ】

推薦図書やおとなが薦めるこども向けの本の紹介サイトはたくさんあるけれど、なんだか載ってる本は同じものが多いな・・・。と感じたことはありませんか?

このサイトでは、我が家の子ども達が実際に読んで自分たちで紹介文を考えた、子ども目線でリアルにおすすめしたい本を紹介しています。まさに、子どもの子どもによる子どものための本の紹介!あなたの気になる一冊が見つかりますように。

今週の一冊はこちら

この本は、2017年に105歳で亡くなられた聖路加国際病院名誉院長であった日野原重郎先生の著書です。生涯現役を貫かれた日野原先生は、全国の小学校を回って「いのちの授業」をおこなっていました。より多くの私たち世代に『いのち』について伝えておきたい。と思ってくださった先生の思いがつまった本となっています。

自分自身の経験を交えて「いのち」についてやさしく語りかけてくださる内容はスッと心に入ってきます。

本の中で先生は、寿命は持ち時間を削っていくものではなく「寿命という大きなからっぽのうつわのなかに、せいいっぱい生きた一瞬一瞬をつめこんでいくイメージ」だとおっしゃっています。そしてその一瞬をどう使うかはそれぞれの自由だとも。

読み終えたときは心が満たされ、幸せな気分になりました。

自分のいのちを大切にすること、そして限られたいのちの時間をどのように使っていくべきかを考えさせられます。寿命のうつわを楽しいことでいっぱいにできるように精一杯生きたい!と思える、力をもらえる一冊です。

日野原重郎先生にわたしもお会いしてみたかったです。(中学年から)

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