マネー教育

【マネー教育】稼ぐ力が身につく!オススメのお手伝い制お小遣いの渡し方ーリスト公開その2

前回も述べたとおり、我が家では娘たちに対し、月々のお小遣いを定率制であげていますが、それとは別に報酬制のお小遣いも取り入れています。そのひとつが「お助けウーマン制度」。お手伝い制とは言わず「お助けウーマン制度」と名打っているのは、親が決めた「お手伝い」に対して報酬を支払うのではなく、子どもが決めた「自分の得意なことをサービスとして提供する」ことに対して報酬を支払う。ということをポイントとしているから。

つまり、子どもの「得意なこと」に対し報酬としてお小遣いを支払う仕組み。自分は何を提供できるのか、どんなサービスにニーズがあるのか…。深く考えることを身に着けることは将来の「稼ぐ力」につながります。

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この記事では、我が家の子どもたちが実際にリスト化し提供しているサービスを公開しています。

前回の小学校高学年の長女のお助けウーマンリストに続き、今回は、小学校低学年の次女のリスト公開です。

長女のお助けウーマンリストはこちらをCheck!

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お手伝いウーマンリスト公開!【小学校低学年次女編】

  • ネックレスのからまりとり  100円/回

イライラせずにお任せください。すっきり元通りにしてお返しします。

  • おみそ汁作り  50円/回

ふたつ以上の材料を入れて、栄養たっぷりおみそ汁!いかがですか。

  • 郵送物発送手伝い  10円/枚

毎日お仕事おつかれさまです。

  • せんたく物ひっぱり出し  10円/1枚

寒い冬の朝、ひっくり返ったせんたく物引っぱり出します。毎日手がキンキン!ありがとうございます。

  • アイロンがけ  100円/回

山になってしまったせんたく物、アイロンかけます!毎日きれいな気持ちを保てます。

  • 段ボールつぶし  30円/枚

段ボールふえましたよね。宛名をとってつぶしておきます。お部屋をきれいにいたしましょう。

  • 文房具ワゴンやパジャマ・下着入れの整理  50円/回

みんなが使ういろいろ入ったワゴンやいつの間にかゴチャゴチャになっている洋服だなを整理します。お勉強はピンピンのエンピツで!パジャマや下着はスッキリ見やすく!

  • 机の上の整理整頓  400円/回

どこに何があるのか分からない・・・その机の上整理整頓します。気持ちよくお勉強できますよ。

  • なくし物探し  成功報酬150円

いくら探しても見つからない!そんななくし物見つけます。ムズムズすっきり、お仕事がんばれ!

  • 本棚の整理  48円/回

気持ちよく本を手に取って読めるよう、整理します!

次女のお助けウーマンリスト、作成のポイント

次女もすべてのサービス項目を楽しんで自分で考え、リスト化しました。では、次女の場合はどのようなところに着目し、どのように考えてこのリストを作成したのか、ポイントをいくつか見てみましょう。

ポイント① 得意を活かしたサービス

おみそ汁作りは長女にだし巻き卵の作り方を教えた際に、なにか自分も!とせがんだ当時幼稚園生だった次女に教え込んだものです。もう何十回も作っているので、ひとりで完璧に作り上げます。忙しいときに「ちょっとおみそ汁つくっておいて!」と気軽にお願いできるのはありがたい、発注頻度が高そうなサービスです。

その他、整理整頓が得意なためいろいろな場所の整理整頓をサービスとして取り入れたようです。アイロンがけも「ピシッ」とさせることが好きな次女なら、隅々まできちんとかけてくれるだろうと安心してお願いできます。

ポイント② 家族の苦手を徹底的に分析し設定したサービス

ネックレスの絡まり取りは、細かい作業が嫌いな私。なくし物は夫。そして机の上の整理整頓は、整理整頓が苦手な長女がターゲット!家族の苦手をよく観察しています。長女からも報酬を取ることを考えつくのは次女ならではですね。長女が甘えすぎないよう、しかしここぞというときには依頼が来るよう考え抜かれた料金設定に思わず笑ってしまいました。

ポイント③ リサーチ結果を反映したサービス

まだ売り込めるほどの得意が少ない小学校低学年の次女は、サービスを増やすために市場調査を行いました。その結果、いくつか出た案の中から、ひっくり返った洗濯物を直すこと。段ボールを潰すこと。というサービスを取り入れました。どちらも普段は流れの中でやってしまうことなので依頼数は伸びないかもしれませんが、日常よくあることなのである程度の需要は見込めそうです。

おわりに

長女と比較し、まだサービスとして売り込めるほど自分の得意なことや好きなことが確立していない次女は、家族の苦手をよく観察することと、市場調査を行うことでサービスリストを仕上げていきました。苦手を分析し、市場(家庭内)のニーズを調査したからこその強気な価格設定となっている点も、次女らしい戦略だと思います。先日、年を越すわけにいかない山となった洗濯物のアイロンがけを依頼しましたが、次女の現在の月のお小遣いは300円弱なので、1回100円はものすごく割のいい高額報酬です。アイロンがけは量問わず100円なので、これもきっと、依頼が来すぎないよう考えた末の価格設定なのでしょうね。

自分の得意を増やしていくことは、将来収入の柱を増やそうとしたときにきっと役に立ちます。たとえ収入に結びつかなかったとしても、得意なことや好きなことを増やすことは人生を豊かに彩ってくれます。子どものうちから『自分の得意なこと、好きなことはなんだろう?』と考える習慣をつけることもできる「お助けウーマン・マン制度」、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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