小学校低学年~

子どもから子どもに贈る|小学生におすすめの一冊【完全版 あらしのよるに】

推薦図書やおとなが薦めるこども向けの本の紹介サイトはたくさんあるけれど、なんだか載ってる本は同じものが多いな・・・。と感じたことはありませんか?

このサイトでは、我が家の子ども達が実際に読んで自分たちで紹介文を考えた、子ども目線でリアルにおすすめしたい本を紹介しています。まさに、子どもの子どもによる子どものための本の紹介!あなたの気になる一冊が見つかりますように。

今週の一冊はこちら

幼稚園生の頃、この絵本が大好きでよく読んでもらっていました。絵本がすべて一冊にまとまった小説としての「完全版 あらしのよるに」を見つけたので、久しぶりに自分で読んでみることにしました。

オオカミのガブとヤギのメイが、あらしのよるに逃げ込んだ小さな小屋で、お互いの顔を知らずに出逢い、一晩中お話をして仲良くなることからはじまります。肉食のオオカミとヤギが友だちになるなんて普通ではあり得ないけれど、ふたりは本当に気が合い、心から大切に想い合う友だちになっていくのです。けれど、友情が壊れそうになる、たくさんの大変な問題がふたりの間には起こります。ふたりは、最後まで仲良くいられるのでしょうか。

ガブが、何度もメイを食べたくなりながらも、友だちなんだ!と思いとどまり、自分の頭をポコポコとたたくところがおもしろいです。おもしろいところも、悲しかったり切なかったりするところもたくさんあって読んでいてドキドキします。

この本から、「どんなときも大切な友だちを大切にし続けること」を学びました。何度も読みたくなる最高に素敵な本です。(中学年から)

 

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